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インドがAI画像生成の潮流を牽引、ネイティブなクリエイティブ表現で世界を驚かせる

GoogleのAI画像生成モデル「Nano Banana」(正式名称:Gemini 2.5 Flash Image)が、インドで異例のクリエイティブブームを巻き起こしている。同モデルの導入以降、インドは世界で最も活発に利用されている国となり、GeminiアプリはApp StoreとGoogle Playで無料アプリランキング1位を獲得。特に9月1日以降、インドでの日間ダウンロード数が41万4000件に達し、前週比667%の急増を記録。インドの月間ダウンロード数は1.9億件(1~8月平均)で、米国を大きく上回り、全球ダウンロードの16.6%を占める。 インドユーザーは、1990年代のボリウッド風のレトロなポートレートを生成する「AIレトロ」や、「AIサリー」と呼ばれる伝統衣装での自己再現など、独自の文化要素を融合したユニークな使い方を展開。また、大英博物館やロンドンの赤い電話ボックスを背景にした自撮り生成、黒白写真、過去の自分と出会うシミュレーションなども人気。さらに、ミニチュア人形(フィギュア)として自分を表現するトレンドも、タイやインドネシアから発信され、インドでの拡散で世界に広がった。 さらに、GeminiアプリのVeo 3モデルを活用して、祖父母や曾祖父母の古い写真から短いAI動画を生成する動きも広がっている。こうした創造性の高さが、アプリの普及を後押しした。 一方で、個人の写真をアップロードしてAI加工する際のプライバシーと安全性への懸念も浮上。Googleは、生成画像にダイヤモンド型の水差しマークを表示し、SynthIDという技術でAI生成であることを暗号化して識別可能にしている。また、信頼できる研究者や専門家向けに検出プラットフォームをテスト中で、将来的には一般ユーザー向けのAI画像判別ツールの提供も予定している。 Google DeepMindのデビッド・シャロン氏は「ユーザーの意図を推測せず、求められた内容を実現するよう努力している」と説明。同氏は「まだ始まったばかり。ユーザー、メディア、学術界からのフィードバックが、今後の改善に不可欠」と強調した。インドはダウンロード数で世界をリードする一方、アプリ内課金では米国に次いで1.5%にとどまるが、9月上旬の月間成長率は18%と、世界平均(11%)を上回る勢いを見せている。

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