
要約
UDPipeは、文分割、トークン化、品詞タグ付け、語幹抽出および依存構文解析を実行できるトレーニング可能なパイプラインである。本研究では、UDPipe 2.0のプロトタイプを提示し、Raw TextからUniversal Dependenciesへと多言語構文解析を行うCoNLL 2018 UD共有タスクにおいて評価を行った。このタスクでは、提出物の順位付けに3つの指標が用いられている。参加者26チーム中、本プロトタイプはMLAS順位で1位、LAS順位で3位、BLEX順位で3位を達成した。また、外部評価であるEPE 2018においても、総合スコアで1位を獲得した。