13日前

エンティティリンクがワードセンスの曖昧性解消に挑む:統一されたアプローチ

{ro, Roberto Navigli, Andrea Moro, Aless Raganato}
エンティティリンクがワードセンスの曖昧性解消に挑む:統一されたアプローチ
要約

エンティティリンク(Entity Linking, EL)とワードセンスの曖昧性解消(Word Sense Disambiguation, WSD)は、ともに言語の語彙的曖昧性に対処するタスクである。しかし、両者には類似点があるものの、根本的な違いが存在する。ELでは、テキスト上の表記(mention)が名前付きエンティティ(named entity)にリンクされるが、そのエンティティが必ずしも正確に表記と一致するとは限らない。一方、WSDでは、語形(より正確にはそのレムマ)と適切な意味解釈の間に完全な一致が存在する。本論文では、候補意味の緩やかな同定と、高一貫性を持つ意味解釈を選び出す「最も密集する部分グラフ(densest subgraph)」ヒューリスティックを用いた、ELとWSDを統合的に処理するグラフベースのアプローチ、Babelfyを提案する。実験の結果、6つの異なるデータセット(多言語設定を含む)において、両タスクで最先端の性能を達成した。Babelfyはオンラインで利用可能であり、URLは http://babelfy.org である。

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