7日前
ステップバイステップで描く:マルチモーダル・ディフュージョンを用いた点群からのCAD構築手順の再構成。
{Xiangdong Zhou, Xueyang Li, Yunzhong Lou, Shuaiqi Chen, Weijian Ma}

要約
実世界の物体とデジタル設計の間のインターフェースとして、原始的な3D幾何形状からCADの構築手順を再構築することは、重要な役割を果たす。本論文では、上位から下位への設計アプローチ(top-down design paradigm)を生成的再構築に統合することを目的とした、マルチモーダル拡散手法「CAD-Diffuser」を提案する。特に、CAD点群とCAD構築手順をトークンレベルで統一することで、提案するマルチモーダル拡散戦略が、幾何形状と構築手順に凝縮された設計意図の間の理解とリンクを可能にする。言語モデルの強力な復号能力を活用し、前向きプロセスを元のトークンと[MASK]トークンの間のランダムウォークとしてモデル化する一方、逆向きプロセスは自然にマスクトークンモデリングスキームに適合する。上位から下位への設計手法を機械が理解可能な手順に分解するため、アウトライン先行生成を促進する体積ベースのノイズスケジュールを設計した。複数のモダリティを持つCADデータをトークン化するため、自己教師あり面分割タスクを内蔵したトークナイザを導入し、CAD点群の局所的およびグローバルな幾何情報の圧縮を実現。また、CAD構築手順はプリミティブトークンの文字列に変換される。実験結果から、CAD-Diffuserが幾何的細部を適切に捉え、人間のデザイナーによって再利用されやすい結果を生成することが示された。