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Elizaveta Goncharova Anton Razzhigaev Matvey Mikhalchuk Maxim Kurkin Irina Abdullaeva Matvey Skripkin Ivan Oseledets Denis Dimitrov Andrey Kuznetsov

要約
昨年、マルチモーダルアーキテクチャがAIベースのアプローチおよびソリューションに革命をもたらし、大規模言語モデル(LLM)の能力を拡張した。本研究では、事前学習済みLLMと視覚モダリティ用アダプタを組み合わせた「OmniFusionモデル」を提案する。テキストと視覚データの効果的な統合を実現するため、複数のアーキテクチャ設計原則を評価・比較した。具体的には、MLPおよびTransformerアダプタ、さまざまなCLIP ViTベースのエンコーダ(SigLIP、InternVITなど)、それらの融合手法、画像エンコーディング方法(全体画像エンコーディングまたはタイル分割エンコーディング)、および2種類の7B規模のLLM(独自開発モデルとオープンソースのMistral)を検討した。8つの視覚言語ベンチマークにおける実験結果から、OmniFusionの最適設定は、オープンソースのLLaVA系ソリューション(VizWiz、Pope、MM-Vet、ScienceQA、MMBench、TextVQA、VQAv2、MMMU)と比較して、さまざまなVQAタスクにおいて最高スコアを達成した。また、家事支援、観光案内、文化理解、医療診断、手書き・スキャンされた数式認識など、多様な分野において、OmniFusionが極めて詳細な回答を提供できる状況を提示した。Mistralを基盤とするOmniFusionモデルは、重みパラメータ、学習スクリプト、推論スクリプトを含むオープンソースとして公開されており、GitHubにて入手可能である(https://github.com/AIRI-Institute/OmniFusion)。
コードリポジトリ
ベンチマーク
| ベンチマーク | 方法論 | 指標 |
|---|---|---|
| visual-question-answering-on-mm-vet | OmniFusion (grid split + ruDocVQA) | GPT-4 score: 39.40 |