AI駆動でユーザー急増、Duolingoが業績予想を引き上げ株価30%高
2日前
Duolingoの株価が30%以上急騰した。同社は人工知能(AI)を活用したユーザー増加を背景に、2024年度の業績見通しを上方修正したことが要因だ。同社は年間収益見通しを従来の9億8700万~9億9600万ドルから10億1000万~10億200万ドルに引き上げた。また、受注見通しも11億5000万~11億6000万ドルへと引き上げた。 同社の共同創業者兼CEO、ルイス・フォン・アーン氏は発表で「当四半期は、自らの高い期待を上回る受注と収益を達成し、同時に利益率も拡大した」と強調した。アクティブユーザー数は1年間で40%増加し、4790万人まで到達。これは前年同期の約3400万人から大幅に上昇した。 AIの活用が成長の鍵となっている。Duolingoは有料会員向けにAIを活用したビデオ通話による会話練習機能を導入。また、言語学習からチェスや音楽ゲームへと事業領域を拡大。特に、ロンドンに拠点を置く音楽ゲームスタートアップ「NextBeat」を買収し、アプリの多様化を進める戦略を展開している。 2024年3四半期の収益は前年比41%増の2億5200万ドルとなり、市場予想の2億4100万ドルを上回った。純利益は84%増の約4500万ドル(1株当たり91セント)に達した。今四半期の収益見通しは2億5700万~2億6100万ドルと、ウォール街の予想2億5300万ドルを上回る見込みだ。 フォン・アーン氏は「成長の初期段階にあり、今後もAIを活用したサービス拡充を続ける」と語り、今後の成長余地を示唆している。