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Anthropic、ClaudeをChromeに統合したAIエージェントをリリースへ

3日前

Anthropicは、自社のClaude AIモデルを搭載したブラウザ内AIエージェント「Claude for Chrome」の研究プレビューを発表した。対象は月額100~200ドルの「Maxプラン」契約者1000人で、他のユーザーは待機リストに登録できる。Chromeに拡張機能を導入することで、ユーザーはサイドカー形式のチャットウィンドウでClaudeと対話可能になり、ブラウザ全体の状況を保持した状態で会話が継続できる。さらに、特定の操作(例:リンククリック、フォーム入力)を許可することで、AIがユーザーの代わりにタスクを実行することも可能だ。 この動きは、AIラボ間の新たな競争の焦点である。ブラウザ統合によって、AIとユーザーの接点をより自然で連携しやすいものにしようという試みが広がっている。PerplexityはAI搭載ブラウザ「Comet」をリリース、OpenAIも同様のAIブラウザの開発に近づいていると報じられている。また、GoogleはGeminiをChromeと統合する動きを進めている。 こうした競争の背景には、米連邦裁判所が近い時期にGoogleのChrome売却を命じる可能性があるとの反トラスト訴訟がある。このため、Perplexityは自発的に345億ドルの買収提案を、OpenAIのサム・オルトマンCEOも同様の意図を示している。 一方で、Anthropicは、ブラウザにアクセスするAIエージェントが新たなセキュリティリスクを引き起こす可能性に注意を喚起。先週、Braveのセキュリティチームは、Cometのエージェントが間接的なプロンプトインジェクション攻撃に脆弱である可能性を指摘。悪意あるウェブページが隠しコードを仕掛けることで、AIが不正な操作を実行する恐れがあると警告した。Perplexityは、この脆弱性を修正済みと回答している。 Anthropicは、今回のプレビューを通じて新たなリスクを発見・対策することを目指している。既に、プロンプトインジェクション攻撃の成功率を23.6%から11.2%まで低下させる防御策を導入。ユーザーは設定で特定のサイトへのアクセスを制限でき、金融サービス、成人向けコンテンツ、違法配信サイトなどはデフォルトでブロックされている。また、投稿、購入、個人情報共有といった高リスク操作には、事前にユーザーの承認を求める仕組みも導入している。 これはAnthropic初のPC制御AIエージェント(2024年10月リリース)の後継となる。当初は動作が遅く、信頼性に欠ける点が指摘されたが、現在のブラウザ連携型AIエージェントは、ChatGPT AgentやCometと同様、簡単なタスクのオフロードでは高い信頼性を示している。ただし、複雑な課題に対しては依然として課題を抱えている。

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