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AI時代に価値が変わるCS学位 VibeコーディングCEOが「入門の必須ではない」と指摘

2日前

LovableのCEOであるアントン・オスイカ氏は、人工知能(AI)の進化に伴い、コンピュータサイエンスの学位がもはやテクノロジー業界への「必須の入り口」とは言えないと語った。35歳のオスイカ氏は、ビジネスインサイダーとのインタビューで「学位自体が無価値になったわけではないが、その価値は大きく変わった」と指摘。従来の「CS学位があれば仕事にありつける」という常識が、今や通用しなくなっていると述べた。 彼によれば、AIの登場により、技術的な知識がなくても「アイデアから実用的な製品まで迅速に構築できる」ようになった。特に、Lovableが提供する「バイブコーディング」プラットフォームは、プログラミング経験が少ない人でもAIを活用してソフトウェアを開発可能。オスイカ氏の企業は2023年に設立され、現在45人の社員を擁し、採用ページには16の空きポジションが掲載されている。 オスイカ氏は、採用において学歴よりも「学びの速さ」「柔軟性」「実行力」を重視している。彼は「人との会話が活気に満ち、自分も新しいことを学べるような人こそ、チームを前進させる」と強調。AIが「下請け作業」を代替する中で、人間の価値は「高度な創造性や戦略的思考」にあると説明。Y Combinator創業者のポール・グレイアム氏も、AIが低レベルのプログラミングを奪い去っていると指摘し、「最も優れたプログラマーは、企業を立ち上げるほどの能力を持つため、報酬も非常に高い」と述べている。 一方で、システム設計や理論、研究など、深い専門性を求める分野では学位の価値は依然として高いとオスイカ氏は補足。しかし、一般的な開発者としての道は、学位ではなく「実績と適応力」が鍵となっている。AI時代の新たなキャリアパスは、学歴ではなく「学び続ける姿勢」と「製品を生み出す力」に置かれている。

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