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SnapchatがAI画像生成Lens「Imagine Lens」を米国で無料開放

5日前

Snapchatは、自社初の「オープンプロンプト」対応AI画像生成レンズ「Imagine Lens」を、米国で全ユーザーに無料で提供を開始した。同レンズは9月に限定的に有料会員向けにリリースされたが、今後はすべてのユーザーが無料で利用可能になる。この機能を使えば、ユーザーは自撮りのスナップをもとに、カスタムプロンプトで編集したり、完全に新しい画像を生成したりできる。たとえば「私をエイリアンに変身して」と入力すれば、自画像がエイリアンに変化し、「不機嫌な猫」の画像を生成することも可能だ。同社は、このレンズをハロウィンの仮装アイデアの試着や、友人の新たな容姿の再現など、多様な用途に活用できると紹介している。 生成された画像は、友達と共有したり、ストーリーに投稿したり、Snapchat外でも拡散可能。この無料化は、Metaの「Meta AI」やOpenAIの「Sora」など、AI動画生成ツールの登場に伴う競争激化を受けての戦略的対応。特にSoraは、一度の動画・音声録画でユーザーのAIアバター(「Cameo」)を生成し、友人と共に仮想動画に出演できる点で注目されている。こうした進化に対抗するため、SnapchatはAI機能の拡充と無料化を推進している。 これまでImagine Lensは、Lens+およびSnapchat Platinumの有料会員限定だったが、今回の展開により米国在住の無料ユーザーも利用可能となる。今後はカナダ、英国、オーストラリアを順次対象国に拡大する予定。レンズはアプリ内「Lensカー�ousel」の先頭に表示され、名前で検索することも可能。作成する際は、キャプションをタップしてプロンプトを入力、または事前用意された例文を活用できる。 Snapchatは、ユーザーが1日あたり80億回以上もレンズにアクセスしていると明かしており、AI機能の普及は今後の成長戦略の中心に位置づけられている。

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