Microsoft Edgeに新機能「Copilotモード」が本格搭載、AIによる全タブ統合検索と自動操作機能も登場
マイクロソフトがMicrosoft Edgeに新機能「Copilot Mode」を本格展開。このモードは、AIアシスタントCopilotをブラウザと深く統合し、検索結果、AI生成回答、ナビゲーションを一つのウィンドウで統合。複数のタブを開いている状態でも、全タブの内容をまとめて要約したり、商品を比較するなど、広範な情報処理が可能に。 従来は実験的機能だったが、現在は全ユーザーが利用可能に。さらに限定プレビューとして、「Copilot Actions」と「Journeys」が導入された。Copilot Actionsは、マーケティングメールの解除やレストラン予約といった実行可能なタスクをAIが代行する機能。しかし、現状では信頼性に課題がある。実際にメールを削除と通知したが、実際には削除されず、Gmailで作成したメールも送信されていなかった。一方で、メーリングリストの解除は成功。 予約機能でも不具合が発生。ニューヨークのハードロックカフェに11月26日を予約と依頼したが、AIは10月26日を選択し、誤った日程を提示。 Copilot Modeは、ユーザーの閲覧履歴を活用して回答を最適化できるが、その利用には明示的な許可が必要。また、プレビュー版として「Journeys」が登場。この機能は、閲覧履歴をトピックごとに整理し、次に検索すべき内容をAIが提案。繰り返し関心を持つテーマの再訪問を効率化する可能性を秘める。 Copilot Modeは、Edgeのダウンロード後、マイクロソフト公式サイトで有効化可能。米国在住のユーザーは、Copilot ActionsとJourneysのプレビューも利用可能。 AIの自動実行機能は、利便性とリスクの両面を伴う。マイクロソフトは「研究・評価目的」と明記し、誤作動の可能性を警告。今後、信頼性の向上とユーザーのコントロール強化が鍵となる。