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OpenAI、Xcode用AIコーディングアシスタント「Alex Codes」開発チームを採用

4日前

OpenAIは、Appleの開発環境XcodeにAIを統合するツール「Alex Codes」の開発チームを採用した。同ツールの創設者ダニエル・エドリシアン氏はX(旧Twitter)で、チーム全員がOpenAIの「Codex部門」に移籍すると発表した。Alex Codesは2024年にY Combinatorの支援を受けて設立され、Xcode内にAIによるコード補完機能を実装する試みを進めてきた。当初はXcodeにAI機能が存在しなかったため、「Xcode用Cursor」という構想は現実味がなかったが、チームは開発を実現し、iOSおよびmacOSアプリ開発向けの高精度なAIコーディングエージェントを構築したと語っている。 一方、Appleは今年初めにXcodeを更新し、ChatGPTや他の外部AIモデルを直接利用できる仕組みを導入。これにより、Alex Codesのような外部ツールの必要性が低下した可能性があるが、エドリシアン氏はその点について言及していない。 Alex Codesのブログでは、10月1日以降の新規ダウンロードは終了すると明記されているが、既存ユーザーのサポートは継続される。新機能の追加は行わないが、利用者がいる限り製品の維持は行うとしている。Y Combinatorのリストには当初、開発チームが3名だったと記載されているが、全員がOpenAIに移籍したかどうかは不明。 OpenAIは過去にも、企業全体を買収するのではなく、開発チームのみを採用する「チーム採用」戦略を複数実施しており、先週にはプロダクトテストツール「Statsig」を11億ドルで買収した。今回のAlex Codesチームの移籍は、OpenAIがAIコーディングエージェントの強化を進める中での重要な動きとみられる。

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