AskTuring.ai、プライバシー重視の個人AIプラットフォームを秋にリ launch
米国サンディエゴに拠点を置くスタートアップ、AskTuring.aiが、予想を上回る資金調達を成功させ、プライバシーを重視した個人向けAIプラットフォームの秋のリリースを発表した。同社は、ユーザーのデータをもとに学習せず、AIの訓練データに利用しないプライベートなAIソリューションを提供するという独自のコンセプトで注目を集めている。 同社の最高経営責任者(COO)のギュ・リームズ氏は、「ユーザーがAIをコントロールできる一般用途の個人AI層には大きな市場機会がある。我々は、ユーザーにとって使いやすく、プライバシーを保護するプラットフォームを構築している」と語った。 AskTuring.aiのプラットフォームは、従来のクラウドベースのAIツールとは異なり、ユーザーが自分のAIの記憶や知識、機能を完全に所有・管理できる。独自の特許技術「Semantic Retrieval Augmented Generation(SRAG)」により、ユーザーの個別の世界観を継続的かつ進化的に理解し、そのデータをもとにした知能を構築する。 同社は、ノート takingやドキュメント管理といった特定の分野に限定される既存のAIソリューションとは異なる、統合型のプラットフォームを提供する。個人知識管理、協働研究、知的ドキュメント分析の3つの機能を1つにまとめ、セキュリティを強化したSOC2準拠の環境を整えている。 リームズ氏は、同社の成長戦略として、チームの拡充とリーダーシップの強化を進めている。また、プラットフォームは、法務事務所や金融アドバイザー、スポーツチーム、教育機関、ジャーナリストなど、多様な業界で利用される予定だ。 今秋のリリースに合わせて、同社はフリーミアムモデルでサービスを開始し、データアップロードの制限を設けてユーザー獲得を促進する。有料プランでは、より多くのドキュメントをアップロードでき、頻繁な再インデックス化や複数のAIモデルへのアクセス、高度な協働機能が提供される。 プライバシーへの意識が高まる中、ユーザーのデータを収益化するクラウド依存型サービスへの代替として、AskTuring.aiのプラットフォームの需要は増加している。同社は、個人や中小企業がAIを安全に活用できる新たな選択肢を提供するとして注目されている。