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AIスタートアップCluely、エンジニアに最高100万ドルを提示して世界一のチームを目指す

9日前

AIスタートアップ「Cluely」が、世界的な人気を博した「AIで試験を cheat(不正)する」サービスを展開しているが、同社は優れた人材を獲得するために高額報酬を提示している。CEOで共同創業者のChungin「Roy」Lee氏は、LinkedInでエンジニアには最大100万ドル、デザイナーには25万〜35万ドルの基本給を提供していると発表。また、株式も提示している。 一般的なスタートアップでは、市場価値より低い給与で採用する傾向があるが、Lee氏は「高額な現金報酬は必要だ」と主張。同社は「世界一のチーム」を作りたいと語り、応募者には学歴や経験、年齢、国籍などは問わず、ポートフォリオの質のみを重視している。 Cluelyは今年、ソフトウェアエンジニアの面接を不正で通過する手助けをするツールとして登場したが、後に同社のサイトから「不正」に関する記述を削除した。現在は、ユーザーの画面をリアルタイムで読み取り、答えを提供する「検出不可能なAI」として位置付けている。 同社は6月にAndreessen Horowitzから1500万ドルを調達し、成長を加速させている。Lee氏は応募書類を1人1人手作業で審査しており、ポートフォリオに問題があれば2秒で却下するという。100件に1件の割合で採用され、その人材には面接が与えられる。 Cluelyは小さなが強力なチームを目指しており、エンジニアとインフルエンサーを主に採用。Lee氏は、インスタグラムやTikTokで最大の存在感を持つことを目標としている。AIの進化により、スタートアップは少ない人数で大きな成果を出すことが可能になり、一部の創業者も小規模チームを推奨している。 同社の目標は、すべてのプラットフォームで10億回の再生数を達成すること。AIの発展により、10人程度のチームで10億ドル規模の企業が登場する可能性も指摘されている。

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