Opera、新型AIブラウザ「Neon」を発表 - 睡眠中でもコード作成をサポート ノルウェーのテクノロジー企業Operaは、AIエージェントを活用した新しいウェブブラウザ「Opera Neon」の開発を進めています。この「エージェンティックブラウザ」は、ユーザーの意図を理解し、インターネットを使って自動的に各種タスクを実行します。コード作成やウェブサイト制作など、ユーザーがオフライン中でも継続的に処理が行われる特徴があります。詳細なリリース日程や価格設定については明確にされていませんが、同社はプライバシーとセキュリティを重視する設計を強調しています。また、「Neon」はMicrosoftのCopilotやOpenAIのOperatorに似たAIツールも備えているとのことです。
ノルウェーのテク企業オペラは、人工知能(AI)技術によってユーザーの意図を理解し、リサーチや開発、デザインなどの作業を代行する新しいAIブラウザ「Opera Neon」を発表しました。同社はこのブラウザを「エージェンティック・ブラウザ」と呼び、文脈認識機能を持ち、ユーザーから指示を受けたものをクラウドベースのAIエージェントとの連携で生成できるとしています。例えばゲーム、レポート、コーディングスニペット、ウェブサイトなどを自動生成することが可能になるとのこと。 オペラのシニアAIプロダクトディレクター、ヘンリック・レクスォー氏は、「AIはインターネットの使い方やブラウザでの一連の作業を根本的に変える潜力があると我々は考えています」と述べ、「Opera Neonはその可能性をユーザーの手元に届けます」と話しています。過去には2017年に同じ名前のNeonブラウザを発表していますが、今の一回目とは違い成功に繋がるか注目されています。 Neonの特筆すべき機能としては、ユーザーリクエストを理解し解釈してクラウドベースのAIエージェントが代わりに作成するAIエンジンが挙げられます。これによりゲーム、報告書、コードの断片、ウェブサイトなどが生成され、ユーザーがオンラインにいなくても複数のタスクを同時に行うことが可能です。 また、NeonはマイクロソフトのCopilot、OpenAIのOperatorに匹敵するAIツールも搭載しています。チャットボットインターフェースを通じてウェブ検索を行い、問いへの回答を得たり、現在表示しているウェブページから文脈情報を取得できます。さらに、今年3月に導入された「Browser Operator」もネオンブラウザに統合され「Opera Neon」エージェントとなり、ショッピングやフォームの入力、イベントや宿泊施設の予約といった日常的なウェブタスクを自動化することができるという。 オペラ側によると、プライバシーとセキュリティの保護のためにネオンのエージェントツールはウェブページのコンテンツをローカルで処理する仕組みとなっています。Opera Neonのリリース時期や価格設定は未公表で、「プレミアムサブスクリプション製品」になるという以外詳細な情報が得られていません。 同社の「Air」ブラウザに続き、5つ目のブラウザとなるOpera Neonの実際の使用性能については、正式にベータ版が出るまで分かりません。興味を持つのであれば、ぜひ予約待機リストに登録してみてください。