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クラウドウォーク、インフィニティペイでブラジルOpen Financeをリード 企業向けAI金融サービスが急成長

2日前

中国発の金融テクノロジー企業CloudWalkが、ブラジルのオープンファイナンス(Open Finance)分野でリーダー地位を確立した。同社が運営する決済プラットフォーム「InfinitePay」を通じて、事業者向け口座データ共有の同意取得率が19.5%に達し、前回調査(5月)から97%の急増を記録。これは、規模の大きな銀行や大手フィンテック企業を上回る成果であり、顧客数の多さにかかわらず、技術的信頼性とユーザー体験の高さが評価された証左だ。 同社は、2020年にブラジル市場に進出。現在、InfinitePayとJim.comの2つの主力サービスを展開し、AIを活用したリアルタイム決済処理、リスク管理、融資支援機能を提供。特に、中小企業の資金調達支援に向けたデータ連携基盤の構築が、事業者からの高い信頼を得ている。 Bip社が発表した四半期レポートによると、CloudWalkのデータ共有シェアは、2024年上半期に急成長。これは、企業が金融データの自由な流通を推進するオープンファイナンスの枠組みの中で、技術力とインフラ整備のスピードが競争優位に直結していることを示している。 同社のグローバル戦略を率いるCEOは、「AIとクラウド基盤を活用することで、金融サービスのアクセスを中小企業に民主化する」と強調。今後は、ブラジルを拠点にラテンアメリカ全域への展開を加速させる計画だ。 CloudWalkの進出は、新興市場における金融包摂(フィンテック)の新たなモデルを提示しており、AIを活用したインフラの重要性が、国際的な金融構造変革の鍵となる可能性を示している。

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