Google AI Studioが進化:統合プレイグラウンドと地図連携で開発体験を革新
5日前
2025年10月18日、Google AI Studioに開発者体験の向上を目的とした一連の新機能がリリースされた。同プラットフォームは、ユーザーからのフィードバックを基に、作業の効率性と直感性を強化。中心的な変更は、複数のAIモデルを統合した「新しいプレイグラウンド」の導入。Gemini、GenMedia(Veo 3.1対応)、音声合成(TTS)、ライブモデルなど、さまざまなAI機能を1つの環境で連続して利用可能に。タブの切り替えや文脈の喪失がなく、プロンプトから画像、動画、音声出力まで一連の流れで作業できるようになった。 また、新しくなった「ウェルカムホーム画面」は、プラットフォームの機能紹介や最新アップデート、プロジェクトへの素早いアクセスをワンストップで提供。開発者の使用状況と制限をリアルタイムで確認できる「レート制限ページ」も追加され、アプリのスケーリング管理がより容易になった。さらに、Google Mapsと連携してモデルにリアルな地理的情報を「接地(grounding)」できる機能が搭載。これにより、位置情報に基づいた応用開発が可能になり、実世界との連携が強化された。 Google DeepMindの上級プロダクトマネージャー・ロガン・キルパトリック氏とGoogle AI Studioのプロダクト・デザインリード・アマール・レーシ氏は、「開発者が創造に集中できる環境づくり」を最優先に、使いやすさと統合性を重視した更新を実施したと説明。今後は、1つのアイデアから実用的なAIアプリを迅速に構築できる「バイブコーディング」の新機能も発表予定で、開発のスピードと自由度がさらに向上する見通しだ。