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OpenAI、企業向けに「会社の知識」検索機能を搭載したChatGPTをリリース

6日前

OpenAIは、業務や学習環境での情報検索を効率化する新機能「会社の知識(Company Knowledge)」を、Business、Enterprise、Education向けのChatGPTにリリースした。この機能はGPT-5のバージョンを基盤とし、Slack、SharePoint、Google Drive、GitHubなど複数の業務ツールと直接連携。ユーザーはアプリを切り替えることなく、組織内のあらゆるデータを一括して検索できるようになる。 同機能の目的は、ChatGPTを「会話型の検索エンジン」として活用させること。たとえば、クライアントミーティングの前には、Slackのチャネルメッセージ、クライアントとのメール、Google Docsの会議メモ、Intercomのサポートチケットなどを統合して、詳細なミーティングブリーフィングを自動生成できる。OpenAIによると、すべての回答には情報源が明確に引用されるため、結果の信頼性が確保される。 さらに、曖昧な質問――「来年の会社の目標はどこまで進んでいる?」――に対しても、複数の情報源を同時に検索し、矛盾する情報を整理して正確な回答を導き出す。検索中に日付フィルターを適用したり、「検索しながら思考する」仕組みにより、時間的な変遷を考慮した情報抽出が可能だ。 ただし、この機能は会話開始時に手動で有効化する必要があり、Web検索やグラフ・画像の生成は無効となる。会社の知識が有効でない場合、ChatGPTは接続済みアプリのデータを参照は可能だが、深さや引用の明確さに差が生じる。 今後、同機能はChatGPTの他の機能と統合され、さらなる拡充が予定されている。同様の取り組みとして、Anthropicも先月、Claude AI向けに「スキル」機能を発表しており、AIの業務実行能力向上への競争が加速している。

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