TIグラフ電卓で直接プログラミング!ロボリンクが教育用ドローンを教室に導入
3日前
ロボリンク(Robolink)は、テキサスインスツルメンツ(TI)教育技術部門と協業し、今年度から全国の教室で「ドローンプログラミング」を実践可能にした。同社は2025年Inc. 5000で最も成長の速いプライベート企業の一つに選ばれており、その最新プロジェクトでは、Python対応のTI-Nspire™ CX IIグラフ電卓から、同社の受賞歴のある教育用ドローン「CoDrone EDU」を直接制御できる仕組みを導入した。この取り組みにより、学生は数学や科学の授業と連携しながら、物理的なコンピューティングとフライト制御の実践を体験できる。 従来、ドローンプログラミングには専用のPCやタブレットが必要だったが、今回の連携により、すでに多くの学校で導入されているTIのグラフ電卓を活用することで、学習環境のハードルを大幅に下げた。特に、Pythonによるプログラミング教育が進む中、生徒が電卓上でコードを記述し、実際にドローンが飛行する様子を確認できる点が教育的価値が高い。 ロボリンクの教育戦略は、「学びの実践性」を重視しており、CoDrone EDUはSTEM教育の核となるロジック思考、問題解決力、プログラミングスキルを育成するためのツールとして評価されている。この新システムにより、特にリソースが限られた学校でも、先進的なプログラミング教育を手軽に実施できるようになった。 今後、同社は教育機関との連携をさらに強化し、教員向けの教材開発や研修プログラムの提供も進める予定だ。 この取り組みは、AIや自動化技術が進む中で、子どもたちに「未来のスキル」を身につけさせる教育の新しい形を示している。