「テクノロジー王」イーロン・マスク、弁護士が「パソコンを持たない」と主張も実態は異なる?
イーロン・マスクの意外な事実:彼はパソコンっていない? テクノロジー業界の革新者として知られるイーロン・マスクですが、彼は意外な面を持っています。マスクとOpenAI間の重要な裁判の中で、マスク本人はパソコンを持っていないと主張しました。この裁判はAI(人工知能)の未来について争われており、カリフォルニア北部の法廷で泥仕合とも言える展開となっています。 マスクの弁護士達が6月22日に提出した書面では、OpenAI側から「関連文書の提出が不十分」という批判に対する反論を行いました。弁護士たちは、「この疑惑は誤りであり、マスクさんはパソコンを使用していない」と述べ、この意外な事実を披露しました。しかし、この主張には問題が一つあります。公の証拠やマスクさん自身の言葉が、パソコンを使っていることを示しているのです。 例えば、2024年12月のX(元Twitter)での投稿で、マスクさんは自身のラップトップの画像を共有し、「これを機にStarlinkのインフライトストリーミング機能をテストしている」と説明しています。また、2025年5月にもX上で自宅のゲームセットアップについて質問された際、「@DOGEのステッカーが貼られた古いPCラップトップをまだ使っている」と回答しています。 これらの矛盾は、裁判の「事情の打ち出し」フェーズにおいて目立ってきました。マスクはOpenAIの共同設立者としてはじめは協力していましたが、現在はCEOのサム・アルトマンがMicrosoftとの取引で会社の方針を裏切ったと非難しています。一方でOpenAIは、マスクを「自分が去った会社に干渉しようとする怨恨深い元パートナー」と見なし、反論を繰り広げています。 今回の「パソコンがない」という主張は、単なる個人的な逸話ではなく、裁判での資料提出範囲を制限するための戦略的な発言である可能性が高く、AI(人工知能)の未来に対する訴訟の真剣な争点に対して少し違和感を覚えるものとなっています。