Google Photosに無料で使えるVeo 3で静止画を4秒動画に変換可能に
5日前
Google Photosが、AI動画生成ツール「Veo 3」の機能を無料で提供し、ユーザーのカメラロールを動画に変換できるようになった。米国在住のユーザーは、Google Photosの「作成」タブから「ほんの少しの動き」または「運試し」のオプションを選択し、静止画を最大4秒間の動画に変換できる。Google広報のマイケル・マーコニ氏によると、この機能で写真の人物が踊ったり、花びらや紙吹雪が降ったりする演出が可能になる。 Veo 3は、7月に導入されたVeo 2を置き換える最新版で、静止画から生成される動画の解像度とリアルさが向上している。Googleは今年5月のI/OイベントでVeo 3とテキストから動画を生成する「Flow」を発表。8月にはAI動画編集ツール「Vids」の限定版を提供し、AIアバターによるメッセージ配信機能も搭載していた。 Veo 3の最大の特徴は、GoogleのGemini部門VPジョシュ・ウッドワード氏が「非常に現実的な音声生成」と評した点。当初は月額250ドルの「AI Ultra」プランに限定されていたが、現在は無料ユーザーもVeo 3の動画生成機能を一部利用可能に。ただし、音声は非対応で、1日あたりの生成回数は制限され、具体的な数は未公表。UltraおよびProプランのユーザーはより多くの生成回数が利用できる。 この機能は「作成」タブに統合されており、静止画に動きを加えるだけでなく、3Dアニメーションにリスタイルして動画化することも可能。また、「ハイライト」機能では、キーワード入力で写真から自動で動画ミックスを生成する。GoogleはAIによるクリエイティブ体験の拡充を進め、一般ユーザーに最先端の動画生成技術を提供している。