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AIアシスタントが日常タスクでアプリを置き換える時代に――32%がアプリを切り替え、今後さらに拡大へ

10日前

テルス・デジタルの調査によると、消費者の約3割(32%)が過去1年間で少なくとも1つの従来のアプリをAIアシスタントに置き換えている。主な理由は「使いやすさの向上」(62%)、「結果の迅速性」(54%)、「全体的な使い勝手の良さ」(53%)だった。さらに、1年後には36%の人が日常生活の多くをAIアシスタントに依存すると予想している。AIアシスタントは、音声や画像認識といった多様な入力に対応し、計画・買い物・整理などの日常タスクをスピードアップ・簡素化している。特に、第三者アプリをAIチャット内で直接呼び出せる機能の進化により、一度の会話でタスクを完遂できるようになり、その流れが加速している。 調査では、AIアシスタントがアプリよりも優れているとされる評価が多数派となった。ただし、信頼性の面では依然として課題がある。個人情報の保護に関しては、AIアシスタントを信頼する人は24%にとどまり、半数(50%)がアプリをより信頼している。残り26%はどちらにも信頼していない。 一方で、アプリの強みも明確に浮き彫りになっている。58%のユーザーはアプリ利用に変化がないと回答し、24%はアプリをさらに多く使っていると述べた。アプリのメリットとして挙げられたのは、信頼性、ポイント還元制度、使い慣れたインターフェースなどである。 テルス・デジタルのトービアス・デンゲル氏は、「消費者の行動変化の始まり」として、AIアシスタントがアプリの領域を侵食していると指摘。ブランドにとってのチャンスは、AIのスピードと柔軟性と、アプリの信頼性と機能性を融合させた「AI対応アプリ」の構築にあると強調した。特に、ChatGPTやGoogle Geminiといった主要AIプラットフォームとの連携を通じて、ユーザー体験を統合的に進化させることが重要だと述べた。 また、技術の早期導入者(52%)はAIアシスタントへの移行率が高く、技術の遅れ者(28%)に比べて顕著な差が見られた。AIの導入が従来の技術普及パターンを変える可能性があるとみられ、特に「早期多数派」「後期多数派」のユーザーが1年後にはAIアシスタントに依存する傾向が強まると予測されている。 テルス・デジタルは、AIとアプリの融合を実現するためのコンサルティングサービスを提供。AIファーストの開発モデルや、セキュアなAPI連携、AIアシスタントと連動するカスタムアプリの開発を支援しており、開発スピードを最大45%向上、コストを55%削減する成果も報告している。

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