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NVIDIA RTX Pro 5000 Blackwell レノボ搭載で14%向上、プロ向けモバイルGPUの実力解明

19日前

NVIDIAの新世代プロフェッショナルノートPC用GPU「RTX Pro 5000 Blackwell Laptop GPU」の初のベンチマーク結果が、ハードウェア調査サイト「Benchleaks」により公開された。このGPUは、新モデルのデル「Pro Max 18 Plus」モバイルワークステーションに搭載されており、Core Ultra 9 285HXプロセッサと同梱されている。 同GPUは3月に発表されたBlackwellアーキテクチャに基づく、モバイル向け最上位プロダクト。GB203プロセッサを搭載し、10,496個のCUDAコアを有する。これはデスクトップ版と比べて25%少ない。ベンチマークでは、GPUの動作周波数が最大1,807 MHzまで上昇していることが確認された。 メモリ構成は24GBのGDDR7を搭載し、28 Gbpsの速度で動作。デスクトップ版と同様のメモリ仕様を採用しているが、メモリインターフェースは384ビットのデスクトップ版に対し、モバイル版は256ビットに制限されている。このため、メモリ帯域幅は896 GB/sにとどまり、デスクトップ版の33%少ない。 ベンチマーク結果によると、このGPUは前世代製品と比較してOpenCLベースのテストで14%の性能向上を示している。これは、プロフェッショナル用途向けに最適化されたモバイルGPUとして、高い処理能力と効率性を実現していることを示している。 NVIDIAは、Blackwellアーキテクチャを用いたプロフェッショナル向けGPUの展開を強化しており、特に3Dレンダリング、AI推論、ビジュアルコンテンツ制作などの分野で、モバイルワークステーションの性能を大きく引き上げる期待が寄せられている。

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