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Comet:AIブラウザが採用担当者と秘書の業務を自動化へ

15日前

パラレクシティのCEOであるアラビンド・スリニバサン氏は、同社の新AIブラウザ「コメット」がリクルーターと秘書の業務を自動化すると主張している。このブラウザは、自然言語の指示に従ってバックグラウンドで作業を行い、知識労働者の作業を助け、最終的には完全に代替する可能性があるという。 スリニバサン氏は5月に「ディコーダー」ポッドキャストで、「知識労働者が一週間かけて行う作業は、一つのプロンプトによって完結できる」と述べている。「コメットの内蔵されたAIエージェントはGmailやLinkedIn、Googleカレンダーなどにアクセスして候補者リストを作成したり、連絡先情報を取得したり、パーソナライズされたリーチアウトメールを送信したりできる」という。さらに、メールの選別、カレンダーマネジメント、会議準備といった役員秘書が日常的に行っている業務もAIエージェントが担当できるようになる。 現在コメットは招待制でプレミアムユーザー向けに提供されているが、スリニバサン氏はこのシステムが真の価値を提供すれば、企業規模で数百万ドルの利益を生むことから投資は十分に見合うと述べている。彼は、知識労働者がAIの恩恵を受けるためには、「AIの最前線を利用する人が圧倒的に雇用されていきます。これは間違いなく起こります」と強調している。 AI業界の他の指導者たちも、白領の仕事がAIによって大きく影響を受けると考えている。アンセスプロフィケイティブのCEOであるダ리オ・アモデイ氏は、今後5年以内に50%の入門レベル職がなくなると予測。フォードのCEOジム・ファーリー氏も同様のビューをアスピン・アイディーズフェスティバルで披瀝した。 それに対して、セールスフォースのCEOマルク・ベニオフ氏やエヌビディアのCEOジェンセン・ファン氏は、一部の代替機能があるものの、AIは作業の拡張ツールになるとみている。しかし、全般的には変革の速度が速まることに意見が一致し、労働者は適応する必要があると認識させている。 パラレクシティは、AIと人間の協働による生産性向上を目指す新興企業で、CEO自らがAIの利用拡大を推進している。AIブラウザ「コメット」はその代表例であり、今後の発展によりより幅広い職務にインプリメンテーションされることが期待される。

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