NVIDIA、Llama Nemotron Super v1.5を発表 推論性能と効率を向上
7日前
NVIDIAは、より正確で効率的なAIエージェントの構築を目指した「Llama Nemotron Super v1.5」を発表した。このモデルは、NVIDIAが提供するオープン合成データセットや高度な技術を活用し、既存のオープンモデルをさらに高精度・高効率・高透明性に向上させたものだ。 Llama Nemotron Super v1.5は、数学、科学、コード生成、関数呼び出し、指示の理解、チャットなどのエージェントタスクにおいて、大きな改善をもたらしている。また、処理速度や計算効率も維持しており、複雑な問題をより迅速に解決できるようになった。 このモデルは、Llama Nemotron Ultraと同じ効率的な推論基盤をもとに、新たな高精度な推論タスク向けのデータセットを用いて微調整されている。複数のベンチマークで、同クラスのオープンモデルよりも優れた性能を示していることが確認されている。 NVIDIAは、処理効率を向上させるために、ニューラルアーキテクチャ検索などの削減技術を採用。これにより、同じ計算リソースと時間内でより複雑な問題を扱えるようになり、推論コストを抑えることが可能になった。さらに、単一GPUで動作するため、計算負荷を軽減できる。 Llama Nemotron Super v1.5は、現在NVIDIAのウェブサイト「build.nvidia.com」で体験可能で、Hugging Faceから直接ダウンロードもできる。この新バージョンは、AIエージェントの開発者にとって、より信頼性の高いツールとして注目されている。