防衛・エッジ向け世界初の耐量子暗号GPUコンピューティングプラットフォームが登場
4日前
OPTIAとPateroが、防衛およびエッジコンピューティング分野向けに世界初の後量子暗号(PQC)対応GPUコンピューティングプラットフォームを共同発表した。この新プラットフォームは、耐環境性を備えた高性能GPUコンピューティングシステムを提供するOPTIAと、後量子暗号技術の先駆者であるPateroが連携し、Pateroの「CryptoQoR™」暗号スイートをNVIDIAベースのOPTIAシステムに統合した成果である。これにより、軍事機密や機動情報の処理に不可欠なセキュリティを、次世代の量子コンピュータによる攻撃に対しても確保できる。特に米国防総省(DoD)が求める高度な計算処理能力と、強固な暗号化の両立が実現された。このプラットフォームは、防衛、インフラ、エネルギーなど、セキュリティとリアルタイム処理が求められる産業分野に適用可能。Pateroの後量子暗号技術は、量子コンピュータが現実の脅威となる未来においても、データの機密性と整合性を維持する基盤を提供する。両社は、今後もPQC技術の実用化を加速し、信頼性の高い次世代インフラの構築を目指す。