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ABBYYハッカソンでDocument AIとGenAIを活用したイノベーティブな企業課題解決アプリが登場

4日前

米テキサス州オースティンで開催されたABBYYの第三回AI Pulse開発者カンファレンスとハッカソンで、4チームが優勝を果たした。7月9日から10日にかけて行われたこのイベントには35のチームが参加し、ドキュメントAIやAIエージェント、GenAIを活用して企業の実際の課題を解決するアプリケーションを開発した。参加者は300人以上で、各チームの発表は多くの注目を集めた。 優勝の「Best Overall App」はデロイト所属のチームが受賞。彼らが開発した「Spend Guard」は、ビジネス経費の領収書を自動でスキャンし、解釈・検証するアプリ。ABBYY Vantageを使ってデータを抽出し、GeminiというAIエージェントを活用してポリシーに違反する経費を即座に特定。このアプリは経費請求の処理を加速し、手作業を減らし、誤りやポリシー違反を最小限に抑えることを可能にした。 「Best Use of an ABBYY Product」を受賞したマクキンゼーのチームは、世界中のドキュメント処理における言語の壁をAIで突破する「Smart Translator」を開発。ABBYY Vantageでデータを抽出し、ChatGPTを活用して即時で文書を翻訳。手動入力の必要をなくし、時間を節約し、誤りを減らす効果があった。 「Best Integration of Third-Party AI」の賞はテルストラのチームが受賞。AIエージェントを活用し、医療保険のポリシーを理解しやすくする「Insurance AIdvisor」を構築。複数のAIツールとABBYY Vantageを組み合わせて、複雑な専門用語や細則をユーザーに分かりやすく提示。 学生チームも参加し、CMRITのチームが「Student Excellence Award」の名誉賞を受賞。SILO AIというドキュメント自動化ツールを開発し、複数のドキュメントタイプを分析し、適切なABBYYモデルを提案する仕組みを構築。処理データはn8nワークフローを通じてGmailやSlackで送信。 ABBYYはドキュメント処理を強化するAI技術を提供し、企業が効率化と競争力を高めるサポートをしている。今回のハッカソンは、開発者たちがAIの可能性を試す場となった。

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