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DeepSeekがApp Store1位を獲得、ムスクのApple批判に反証

1日前

エロン・マスク氏がAppleに対し、ChatGPT以外のAIアプリがApp Storeの無料アプリランキング1位に輝することは「不可能」だと主張したが、実際にはDeepSeekが今年1月に1位に、Perplexityが7月にインドで1位に、さらにマスクのXAIがGrokを無料化した2月にも1位を記録した。この事実が、マスクの主張に穴をあけている。 DeepSeekは1月20日に主力モデルR1をリリースし、わずか6日後の1月26日にApp Storeの無料アプリランキング1位に躍り出た。このとき、長年1位を維持していたChatGPTを追い抜いた。その後、7月17日にはPerplexityのアラビンド・スリニバスCEOが、インドのApp Storeで同社アプリが1位にランクインしたスクリーンショットをXに投稿。これもChatGPTを上回る結果だった。 さらに、市場調査会社センサーツーブのデータによると、2月19日にGrok-3が無料化された直後、Grokアプリは2日間、App Storeの無料アプリ1位を記録。Xユーザーによるスクリーンショットや、Polymarketでの賭け事(「Grokが金曜日に1位になるか?」)が「Yes」と結論づけられるなど、実績が裏付けられている。 これらの事例は、すべてOpenAIとAppleの提携発表(2024年6月)の後に行われており、マスクの「Appleが他社を排除している」という主張を疑問視させる。AppleはChatGPTをiOSに統合しているが、他のAIアプリが一時的に1位になった事実は、Appleの支配的な影響とは言えない。 また、ChatGPTは依然として人気を維持しており、5月から6月の28日間で2950万回のダウンロードを記録。ただし、2024年最もダウンロードされたアプリはTemuだった。マスクはGrokの1位獲得を強く願っており、ファンの星5評価呼びかけを繰り返している。一方、X(旧Twitter)は2025年8月12日時点で、Appleの「ニュース」カテゴリで1位を獲得。これにより、マスクのアプリが他のチャートでは成功を収めていることも明らかになった。 結論として、AIアプリが1位になることはAppleの制限によって不可能ではない。マスクの批判は、実際のデータと一致しない。

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