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Parloa、世界規模のパートナープログラムを発表 AIカスタマーエクスペリエンス加速へ

10日前

米国・ニューヨークとドイツ・ベルリン発—AIを活用したカスタマーエクスペリエンス(CX)プラットフォームを提供するParloaは、グローバルパートナープログラム「Parloa Partner Program」の正式立ち上げを発表した。このプログラムは、同社が主催するパートナーイベント「WAVE Soundcheck」で発表され、Accenture、デロイト、PwC、Microsoft、NTT、Verintを含む100社以上の企業が参加する包括的なパートナーエコシステムの拡充を意味する。 Parloaは、企業向けのエージェンティックAI(自律型AI)プラットフォームを提供しており、音声を軸としたカスタマーサービスの革新を目指している。今回のパートナープログラムは、サービス会社、BPO(ビジネスプロセスアウトソーシング)企業、テクノロジー企業がParloaと協働し、業界特化型のAIソリューションを企業に提供するための構造化されたフレームワークを提供する。 企業がエージェンティックAIを導入する際には、システム統合やセキュリティ、相互運用性の課題が生じやすい。同プログラムは、こうした課題を解決するため、パートナーに導入支援、トレーニング、マーケティング支援、インセンティブを提供。具体的には、3段階のティア構造(サービス・BPO向け)、テクノロジーパートナー専用の枠組み、パートナーポータル、学習プログラム「Parloa Partner Academy」、顧客向けのパートナーディレクトリ、新設のパートナーサイト、各ティアに応じた明確なメリットメニューを整備している。 NTTのErgon Dashi氏は、「柔軟な音声ベースのカスタマーサービス技術への需要が高まる中、Parloaのプラットフォームを活用することで、共同での契約を成功させ、市場での存在感を高めることができた」と語る。MicrosoftのAhmed Mahbrook氏も、「Microsoft Azure AIを基盤に、安全で企業向けのAIエージェントを実現しており、顧客との関係を深める新しい可能性を創出している」と評価。デロイトやPwCのパートナーも、Parloaの実績と信頼性、そして即効性のある成果を高く評価している。 ParloaのDorothy Copeland氏は、「このプログラムは単なる販売チャネルではなく、協働の仕組みとして再定義されたものだ。パートナーが世界中でAIを正しく、スケーラブルに展開できるよう、必要なツールと支援を提供する」と強調。 Parloaは2018年にMalte Kosub氏とStefan Ostwald氏が設立し、現在ベルリン・ミュンヘン・ニューヨークに300人以上の従業員を擁する。同社は、カスタマーエクスペリエンスの質を飛躍的に向上させ、顧客満足度とロイヤルティの向上、新たな収益機会の創出を実現している。

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