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Intuit、会計業務をAIで自動化する新機能をリリース

5日前

インテュイット(Intuit)は、中小企業向け会計ソフト「QuickBooks」の最新アップデートとして、AIを活用した会計業務の自動化機能を発表した。同社は、国際市場で事業を展開する企業と会計士のニーズに対応し、より効率的で正確な会計処理を実現するための革新を進めている。 新機能には、支払いの遅延を解消する「QuickBooks Payments」、AIが取引を自動分類する「AI-Powered Bank Feed」、資産減価償却の計算を自動化する機能、そして建設業の税務義務を簡略化する「Construction Industry Scheme(CIS)」の改善が含まれる。特に、QuickBooks Paymentsは、インボイスに「今すぐ支払う」ボタンを設け、顧客が簡単に直接支払いができるようにするもので、現在ベータ版として提供されている。 また、AIが過去の操作を学習し、分類の提案を行う機能は、手作業を減らし、精度を向上させる。減価償却の計算も、これまでの定額法に加え、減価償却率を入力するだけで自動で処理されるようになった。CISの改善により、契約者への支払い報告書の一括送信や、提出期限のリマインダー機能が追加され、会計士の作業負担が軽減される。 インテュイットの国際事業担当上級副社長Ciarán Quilty氏は、「企業が成長し、複雑化する中で、より柔軟な会計ツールが必要だと感じている」と語り、AIを活用した業務の効率化と正確性向上を強調した。会計士のAaron Patrick氏も、AIによる銀行取引の分類機能が時間を節約し、クライアントへの信頼を高めていると評価している。 インテュイットは、AIを活用した会計業務の自動化を通じて、企業と会計士がよりスマートに業務を行うことを目指している。今回のアップデートは、ユーザーの要望に基づき、財務処理の効率化と正確性を向上させるもので、今後のビジネスの運営に貢献するとしている。

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