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AI対話型市場調査プラットフォーム「Dialogue AI」、600万ドルのシードラウンドを調達

5日前

人工知能(AI)を活用したリアルタイム市場調査プラットフォーム「Dialogue AI」が、600万ドルのシードラウンドを調達した。同社はロサンゼルスを拠点に、会話型AIインタビュアーを搭載したAIネイティブな調査ツールを提供し、企業内のマーケティング、製品、UXなど、さまざまな部門が活用できる仕組みを構築している。本ラウンドはLightspeed Venture Partnersがリードし、Seven Stars、Uncommon Projects、Tornante Company(マイケル・アイズナー氏が創業)および複数の著名なエンジェル投資家が参加。参加者にはDiscordのCPO、Nextdoorの元CPO、Match Groupの元CTOらが含まれる。 Dialogue AIは、従来のアンケートやインタビューの限界を打破する。AIがリアルタイムでユーザーと対話し、質問のニュアンスを読み取りながら深掘りするため、人間の調査員が得られる洞察に近い結果を、短時間で大量に生成できる。この技術により、企業は顧客の本音をより正確に把握し、製品開発やマーケティング戦略の意思決定を加速できる。 市場調査市場は世界規模で1400億ドル規模とされ、その中でもAIを活用した調査ツールの需要は急成長している。Dialogue AIは、AIが「インタビュアー」として機能することで、調査のスピードと質の両面で革新をもたらすと期待されている。 同社は今後、AIの対話能力をさらに強化し、多言語対応や業界別カスタマイズを進める予定。企業全体で活用可能なAIリサーチツールの普及をめざしており、ビジネスチームがデータに基づく意思決定をより効率的に行える環境を整備する。

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