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ChatGPTがSpotifyと連携!プレイリスト作成や音楽推薦がAIで可能に

7日前

OpenAIは、ChatGPTにSpotifyアカウントの連携機能を導入した。これにより、ユーザーは自然言語でプロンプトを入力するだけで、Spotifyのプレイリスト作成や音楽・ポッドキャストの推薦、ライブラリの操作などをAIに依頼できる。この機能は、開発者向けのアプリ統合ツールを活用して実現され、現在はSpotifyをはじめ、Booking.com、Canva、Coursera、Expedia、Figma、Zillowなど複数の企業が対応している。 Spotifyを連携する際、ChatGPTのプロンプトで「Spotify」と明記すると、「この回答にSpotifyを使う」ボタンが表示される。このボタンをクリックしてアカウントを接続すると、AIがユーザーの「お気に入り」や「再生履歴」、聴取傾向といったデータにアクセスできるようになり、よりパーソナライズされた回答が可能になる。たとえば、「犬の散歩用で、タイトルに『Dog』を含む曲だけのプレイリストを作って」といった詳細な要望も可能。また、プレイリストの長さやジャンル、最もよく聴いているアーティストを限定するなど、柔軟な条件指定が可能だ。 連携後、AIが提案した曲やポッドキャストは、クリックすると直接Spotifyアプリが起動し、再生できる。さらに、ChatGPTはSpotify上で再生制御、ライブラリへの追加・削除、プライベートプレイリストの作成・編集、フォローリストの管理といったアクションも実行できる。 ただし、アカウント連携にはプライバシーポリシーへの同意が必要。Spotifyは、AIトレーニングのためにアーティストやクリエイターのコンテンツをOpenAIに提供しないと明言しており、コンテンツの保護は維持されている。一方で、接続時にはIPアドレスや推定位置情報も共有されるため、セキュリティリスクに注意が必要。万が一のデータ侵害が発生した場合、個人情報が不正に利用される可能性がある点も認識しておくべきだ。 ユーザーはいつでもSpotifyアカウントの接続を解除できる。この機能は、英語対応のChatGPT Free、Plus、Proユーザーを対象に、145カ国でWebおよびモバイルアプリで利用可能。Spotifyの無料ユーザーも利用可能だが、プレミアムユーザーの方がより洗練された体験が得られるという。 この統合により、AIが日常の音楽体験をよりスマートに、個人に合わせてサポートする一歩が踏み出された。

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