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アントロピックがインド進出を計画、アンバニ氏との提携も視野。Appleは新製品発表を続行か。ShopifyCEOはモーターレースの「アドレナリン」に人生の醍醐味を感じ、AIに父の肖像を送りつける行為には警鐘。サム・オルトマンも現代の大学中退者に憧れる。

6日前

AI企業のアンソニック(Anthropic)のドゥアリオ・アモデイCEOがインドを訪問し、バンガロールに事務所を開設する計画を明らかにした。この動きは、同社が米国に次いで2番目に大きな市場であるインドでの存在感を強化する戦略の一環である。アモデイ氏はムンバイでムケシュ・アムバニ氏率いるリライアンス・インダストリーズの幹部らと会談する予定で、同社との協業を通じて「クレーディー」AIアシスタントのインド市場拡大を図る。リライアンスは今年8月、グーグルやメタらと連携し、AIインフラと企業ソリューションを展開する「リライアンス・インテリジェンス」を設立しており、OpenAIとも協業を検討していたが、サム・オルトマンCEOの訪印延期により実現していない。 インドは10億人を超えるインターネットユーザーを抱える世界2位のオンライン市場で、アンソニックにとって重要な成長地域となっている。Similarwebのデータによると、クレーディー公式サイトへのアクセス数は米国に次いで2位。Appfiguresの調査では、9月のインドでのクレーディーアプリのダウンロードは前年比48%増、消費支出は572%増加し、単月で19万5000ドルを記録。一方、米国ではダウンロードが91%増、消費支出は604%増と、規模は依然として大きいが、インドの成長率は顕著である。 アモデイ氏はバンガロールでの事務所開設を発表するほか、ニューデリーで政府高官やナレンドラ・モディ首相と会談する予定。同社は開発者やスタートアップをターゲットに、インドのAIエコシステムを支援する方針を示しており、アクセラやライトスピークなどの主要ベンチャーキャピタルと連携し、開発者向けのワークショップも開催する。これに対し、OpenAIは新デリーに事務所を設ける計画で、政策対応を重視する戦略を取っている。 他方、AI検索企業ペルプレクシティもインド市場に注力しており、インド最大の通信事業者Bharti Airtelと提携し、3億6000万人のユーザーに12か月間のプロプランを提供。インド株のリアルタイム決算発表トランスクリプトの提供など、現地ニーズに合わせた機能強化も進んでいる。 一方、Appleは10月に複数の新製品を発表する見通し。iPad ProにM5チップ搭載モデルの登場が予想され、OLEDディスプレイとiPadOS 26のマルチウィンドウ対応が注目される。MacBook ProのベースモデルもM5を搭載する可能性があるが、M5 Pro・Maxは2026年以降の見込み。また、Vision ProのM5搭載モデルや、AirTagsの通信距離強化、Apple TV 4KのA17 Proチップ搭載、HomePod miniの5年ぶりのアップデートも噂されている。一方、ショピファイCEOのトビ・リュトケ氏は、モーターレーシングを趣味とし、AIを業務効率化に活用する姿勢を示している。彼は「AIが代替できるなら、人材採用を認めない」という内部メモを公表しており、技術革新と個人のライフスタイルの両面で、グローバルなリーダーたちの共通の価値観が浮き彫りになっている。

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