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AIスタートアップ「Fireworks AI」、1年で7倍成長で40億ドルの評価額へ

1ヶ月前

人工知能(AI)の雲サービスを提供するスタートアップ「Fireworks AI」が、1年で7倍に価値を伸ばし、40億ドルの評価額に迫る。米メディア『The Information』によると、同社は現在、ライトスピーク・ベンチャーパートナーズやインデックス・ベンチャーズといった著名ベンチャーキャピタルから資金調達を進めている。このラウンドが成立すれば、同社の価値は急成長を示す。AIインフラ分野、特に高効率の推論サービスへの投資が活発化している背景にある。 Fireworks AIは2022年にカリフォルニア州レッドウッドシティで設立され、CEOのジョリン(Lin Qiao)氏は復旦大学で学び、カリフォルニア大学サンタバーバラ校でコンピューターサイエンスの博士号を取得。MetaでPyTorchの開発を率いた経験を持つ。創業チームは、MetaでPyTorchに関わった6人を含む技術力の高いメンバーで構成されており、AIプラットフォームの開発に強みを持つ。 同社は、DeepSeek、アリババのQwen、MetaのLlamaなど、オープンソースのAIモデルを高速・低コストで利用できるプラットフォームを提供。従来のクラウドサービス企業とは異なり、自前のサーバーを保有せず、他社のリソースを統合してAPIを通じて提供する「推論サービスプロバイダー」のビジネスモデルを採用している。独自の推論エンジン「FireAttention」でGPUリソースを最適化し、コスト削減を実現している。 ジョリン氏は、AIモデルの性能や規模はいずれ同質化すると予測し、企業ごとにカスタマイズする「微調整」が重要だと語る。このニーズに応える形で、同社はCursorやPerplexityなどのAIネイティブ企業から高い需要を得ている。年間収入は2億ドルを超え、今年末には3億ドルに達すると予想されている。 しかし、成長とともに競争も激化。英伟达が推論サービスを提供するLeptonを買収し、自社のGPUクラウド市場に参入するなど、新たなライバルが現れている。また、同社の粗利率は約50%と、ソフトウェアのサブスクリプションモデルに比べて低い。今後の成長には、GPUの最適化と収益性の向上が鍵となる。 Fireworks AIは、AIの専門化やコスト削減を求める企業にとって注目される存在であり、今後の展開が注目される。

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