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Abnormal AI、GovRAMP認定取得で教育・地方自治体向けAIセキュリティ強化

10日前

アブノーマルAI(Abnormal AI)は、政府リスクおよび認証管理プログラム(GovRAMP)の「中程度の影響」レベル認定を取得したと発表した。これにより、州・地方自治体および教育機関(SLED)が、同社のAIネイティブなメールセキュリティソリューションをよりスムーズに導入できるようになった。この認定は、大学のテキサス大学オースティン校がスポンサーを務める形で実現し、公共部門におけるAI駆動型セキュリティの信頼性を裏付けている。 アブノーマルAIのSLED部門上級副社長であるザック・オクスマン氏は、「政府機関や教育機関は、機密データを扱い、重要なサービスを提供するため、メールを介した攻撃の標的になりやすい。AIを悪用するサイバー犯罪者が増加する中、従来の防御では追いつかず、人間の行動パターンを基盤とする最新のAI技術が不可欠だ」と強調。AIによる高度なフィッシング、ビジネスメール改ざん(BEC)、ベンダー詐欺、アカウント乗っ取りなどの脅威から組織を守るため、この認定が重要な一歩であると述べた。 テキサス大学オースティン校のCISOであるキャム・ビーシー氏も、「当校の学生、教員、研究データを守るために信頼できるパートナーが必要であり、アブノーマルAIのGovRAMP認定を支援したのは、高等教育のセキュリティを現代化する意志の表れだ」と語った。 この認定は、同社の公共部門への進出を加速するものだ。アブノーマルAIは、FedRAMP Moderate認定を256日で取得するなど、高いセキュリティ基準を満たしており、ISO 42001による責任あるAI運用の認証も取得済み。現在、Microsoft 365やGoogle WorkspaceとのAPI連携で数分で導入可能で、Slack、Workday、ServiceNow、Zoomなど複数のクラウドアプリケーションにも対応。3,200以上の組織が採用しており、Fortune 500企業の25%が利用している。AI時代のサイバーセキュリティの新たな基準を定める企業として注目されている。

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