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AMD、FSR 4を85タイトルに拡張 RDNA 4GPU搭載でドロップイン対応

12日前

AMDは最新のRadeonドライバー(Adrenalin Edition 25.9.1)をリリースし、FSR 4のサポートを拡大した。この更新により、DirectX 12対応で既にFSR 3.1をサポートしているゲームの多くで、FSR 4のアップスケーリングとフレーム生成が利用可能になった。対応ゲーム数は合計85本に達し、AMDの新技術の適用範囲が広がった。ただし、FSR 4の動作はRDNA 4アーキテクチャを搭載するRadeon RX 9000シリーズGPUに限定されている。 AMDによると、ドライバー更新後はRadeon RX 9000シリーズのGPUが自動的にFSR 4に対応。ゲーム内設定でFSR 3.1を有効にし、AMD Adrenalin Editionソフトウェア内でFSR 4を切り替えることで、ドライバーがゲーム内のFSR 3.1実装を上書きし、より高性能なFSR 4を動作させる仕組みだ。このプロセスはユーザーにとって比較的スムーズで、特別な設定手順は不要。 一方で、FSR 4の採用率や柔軟性はNVIDIAのDLSSに比べてまだ劣る状況が続いている。この課題に対し、コミュニティ開発者らが「OptiScaler」などのツールを提供。DLSSやXeSS、FSR 2などをFSR 4に変換し、フレーム生成を可能にする。また、GitHubではFSR 3.1のDLLファイルをAMDのFSR SDK 2.0から提供されるものと置き換えることで、非公式にFSR 4を導入する方法も報告されているが、安定性や互換性に課題がある。 AMDは今後もFSRの拡張を進める方針だが、実装の幅を広げるためには、ハードウェア要件の制限を克服し、より多くのユーザーにアクセスを提供することが鍵となる。

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