Nvidia RTX 5050 to Feature Fastest 20 Gbps GDDR6 VRAM Like AMD's RX 9070 XT and RTX 4070
Nvidiaの予定されるRTX 5050グラフィックスカードが、GDDR6メモリーを採用することになりそうだ。これにより、AMDのRX 9070 XTやNvidia自社のRTX 4070と同等の最大20 Gbpsの速度が得られると情報筋MEGAsizeGPUが報じている。 RTX 5050が20 GbpsのGDDR6を用いると、320GB/sのメモリ帯域幅を持つことになる。RTX 5060の448GB/sには及ばないが、RTX 5050の計算力が大幅に削減されていることを考えると、大きなボトルネックにはならない可能性が高い。 20 Gbps版GDDR6は、現時点で最も速い一般生産版のGDDR6メモリーだ。 Micronの21 GbpsのGDDR6Xに匹敵する速度を誇るが、それよりもわずか5%遅い。三星(Samsung)による24 GbpsのGDDR6も開発されてはいるが、量産段階には達していない。 GDDR6の主な利点は、消費電力を抑えられる点にある。三星の20 Gbps版GDDR6はわずか1.1Vで作動する一方、古さのGDDR6やMicronのGDDR6Xでは1.35Vが必要となる。 RTX 5050では、三星のGDDR6とSKハイ닉スのGDDR6が使用され、性能に1〜2%の差異が出ると予想される。RX 9070 XTの場合、SKハイニークス版が三星版より1〜2%優れた性能を示し、同様の傾向が出ると考えられる。これは、三星が消費電力を重視して若干の性能低下を認め、SKハイニックスはよりハイパフォーマンスを目指したためだと推測される。 RTX 5050の仕様は、基本的には確定済みで、2,560のCUDAコアと20 SM(Streaming Multiprocessors)、128ビットインターフェースのGB207 Dieを搭載する見込みだ。さらに、情報筋によればブーストクロック速度は約2,520 MHzになるという。しかし、正式の発売日はまだ明確になっていないが、年内に出荷が始まることは予想される。 この新製品に対する最新のアップデートや分析は、当サイトTom’s Hardwareをご覧いただくかGoogle Newsでフォローをお願いします。