HyperAI超神経
Back to Headlines

MetaAIのチャットがGoogle検索に表示されるリスク 共有設定の誤解が懸念

1日前

MetaのAIチャットアプリ「Meta AI」では、ユーザーがチャット内容を「Discover」フィードに公開すると、Googleの検索インデックスに含まれる可能性がある。これは、OpenAIのChatGPTが同様の問題を経験したのと類似しており、ユーザーのプライバシーが危うい状況に置かれている。ChatGPTは、一部の共有チャットがGoogle検索でヒットする事態を受けて、この機能を停止。一方、Meta AIは現在もGoogleによるインデックス化を継続しており、公開されたチャットが検索結果に表示される。 Meta AIのアプリは今年春にリリースされ、ユーザーはチャットを「Discover」フィードに投稿できる。このフィードは公開され、Googleのクローラーがデータを収集し、検索結果に掲載する。実際に検索してみると、「meta.ai」や「balloons」といったキーワードで、誕生日の風船の購入先についての個人的な相談など、プライベートな内容が多数ヒットした。一部には電話番号やメールアドレス、フルネームといった個人情報も含まれていた。 当初、ユーザーは共有の意味を十分に理解していなかった可能性が高い。Business Insiderが6月に報じた際には、医療相談やキャリアアドバイス、人間関係など、非常に個人的な内容が多数掲載されていた。その後、Metaは警告を強化。共有する際のポップアップに「フィードの会話は公開されるため、誰でも閲覧・反応できます」と明記。この変更により、個人情報の漏洩は減少傾向にあるものの、依然として一部の個人的なやり取りが見られる。 Metaの代表者であるDaniel Roberts氏は、Googleによるインデックス化を継続する方針を確認。また、Discoverフィードの投稿はアプリ内に閉じているように見えるが、リンクとしてWeb上に共有可能であり、それがGoogleのインデックス対象となる点を説明した。この仕組みはユーザーにとって複雑で、誤解を招きやすい。 一部のユーザーは、AIとのやり取りを公開したいと考えるかもしれない。しかし、多くの人々にとって、自分のAIとの会話がGoogle検索で見つかるのは不快であり、プライバシーのリスクが高い。Meta AIが今後もこの仕組みを維持するなら、ユーザーの理解と同意の仕組みをさらに明確にする必要がある。

Related Links