グーグル Pixel 10 シリーズの最新情報まとめ
グーグルは、次期Pixel 10シリーズの発表を目前に控えている。8月20日にニューヨークで開催される「Made by Google」イベントで、Pixel 10、Pixel 10 Pro、Pixel 10 Pro XL、そしてPixel 10 Pro Foldの4機種が発表される予定だ。公式画像によると、ベースモデルのPixel 10はPixel 9 Proとデザインがほぼ同じで、カメラバーのフラッシュや温度センサーも継続されていることが確認されている。ただし、カラーバリエーションは変更される可能性がある。 リーク情報によると、Pixel 10のベースモデルは初の3レンズカメラを搭載し、望遠レンズが追加される。しかし、他のカメラのセンサーはPixel 9と同様か、それ以下のものになるとの報道もある。これにより、メインカメラと超広角カメラの性能は低下する可能性がある。一方、Proモデルはカメラの仕様が変更されず、ベースモデルよりも優れていると予想されている。 カラーリングについては、Pixel 10は「Obsidian(黒)」「Indigo(青)」「Frost(薄いグレー)」「Limoncello(明るいグリーン)」の4色が用意される。Proモデルは「Obsidian」「Porcelain(白)」「Jade(ソフトグリーン)」「Moonstone(グレーと青のミックス)」の4色で、Pro Foldは「Moonstone」と「Jade」の2色のみとなる。これは、これまでのBlack/Whiteに加え、新たなカラーバリエーションを導入する形になる。 また、Qi2対応の可能性も浮上している。Qi2は25Wの高速無線充電技術で、今後の主要Android端末が対応する見込み。Pixel 10シリーズもその対象となる可能性がある。リーク画像では、ケースにマグネットが内蔵されているとの情報もあるが、端末本体にマグネットが搭載されているかは不明。 チップセットについては、GoogleがTensor G5を搭載する予定で、製造はサムスンからTSMCに移る。3nmのN3Eプロセスを採用し、処理性能が向上する見込み。これにより、競合機種との性能差が縮小される。 AI機能の進化も期待されている。新機能として「Speak-to-Tweak(音声で写真編集)」や「Sketch-to-Image(スケッチから画像生成)」が導入される。また、新バーチャルアシスタント「Pixel Sense」が登場する。このアシスタントは、他のGoogleアプリの情報を活用し、タスクを自動で完了したり、予測的な提案を行う。すべての処理は端末内でするという特徴がある。 これらの新機能は、Material 3のデザイン変更や、SamsungのDeXを基にしたデスクトップモードなど、既存のAndroidアップデートと同時にリリースされる予定だ。