サイバーリスケンスの迅速化へ――CyberCubeとSupercedeが提携、データ連携で意思決定を最適化
サイバーリスク分析の市場リーダー、CyberCubeとグローバル再保険テクノロジー基盤のSupercedeが戦略的提携を発表した。両社の連携により、サイバーリスク再保険の取引プロセスがより迅速かつスマートに進化する。この統合により、保険仲介業者や保険会社は、Supercedeプラットフォームから直接、構造化された高品質な保険ポートフォリオデータをCyberCubeの分析環境にシームレスに送信できるようになった。従来の手作業によるエクセルファイルの整形やデータ再構成が不要となり、提出から分析までのプロセスが大幅に簡素化される。 CyberCubeの戦略技術エコシステム責任者、ロス・ウィルス氏は「Supercedeのプラットフォームは再保険提出のデジタル化において不可欠。両社の統合により、提出時点で得られる高品質なサイバーデータが、CyberCubeのモデリング環境へ迅速に流入し、クライアントがより迅速かつ的確なリスク判断を下せるようになる」と強調した。 統合されたソリューションにより、サイバーリスク仲介業者、保険会社、再保険会社は、ポートフォリオ分析から再保険取引までを一貫した自動化されたワークフローで実行できる。保険会社は、関係する仲介業者や市場と電子的にデータを共有し、すべての関係者に一元的な情報源を提供できる。 Supercedeの商業責任者、トム・スピアー氏は「CyberCubeはサイバーリスク分析の代名詞。両社の連携により、ユーザーは煩雑な手作業を省き、直ちに分析インサイトにアクセスできる。これは、再保険の価格設定、取引、交渉において大きな利点となる」と述べた。 この統合ソリューションは即日利用可能。両社はクライアントフィードバックに基づき、今後さらに機能を拡張していく計画だ。今回の提携は、CyberCubeの戦略的テクノロジー・エコシステムの拡充を象徴しており、サイバーリスク再保険の意思決定現場に分析機能を埋め込む取り組みの一環である。