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JopariとVerisk、AI搭載の医療請求処理システムを共同開発

5日前

Jopari SolutionsとVeriskが提携し、医療請求処理の近代化を推進すると発表した。両社は、Veriskが保有するデータ分析力と生成型AI(GenAI)技術を、Jopariの医療機関・保険会社向け電子請求・請求書添付管理ソリューションに統合する。この協働により、保険会社や請求処理担当者が医療記録のレビューをより迅速かつ正確に、かつ一貫性を持って行えるようになる。 医療記録のレビューは、従来、1件あたり数時間から数日を要する手作業が主流で、処理遅延や誤り、管理コストの増大といった課題を抱えていた。この提携により、Jopariの全国規模の医療提供者ネットワークと、VeriskのAI駆動の医療記録レビューおよび重症度スコアリングモデルが連携。請求の受付から精算までの一連のプロセスに、事前検証済みの構造化データと実行可能な分析情報を組み込むことで、意思決定のスピードと正確性を飛躍的に向上させる。 Jopariのスティーブ・スティーブンスCEOは、「保険会社は人員不足とコスト圧力の中で、より多くのことを求められている。我々のインフラとVeriskのAI技術を融合させることで、早期介入、スマートな処理、迅速な解決が可能になる。これはワークフローに知能を埋め込むことだ」と強調した。 Veriskのカリー・バーラー・カジュアルティソリューション社長も、「クライアントはよりスマートで連携されたソリューションを求めており、Jopariとの連携により、業務プロセスの加速と結果の改善、そして導入のIT負荷軽減を実現できる」と述べた。VeriskのAI技術は、従来の手作業に比べて医療記録処理時間を最大90%削減する実績を持つ。 両社は、2025年11月11日~12日にナッシュビルで開催される「National Workers’ Compensation and Disability Conference」で、この提携の詳細を発表する予定だ。

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