Proofpoint、エージェントワークスペースのセキュリティを刷新する4つの新技術を発表
Proofpointは、AIエージェントと人間が共同する「エージェントワークスペース」のセキュリティを強化する4つの業界初のイノベーションを発表した。同社は、AIの活用がもたらす生産性の向上と、新たなサイバーリスクの拡大という二面性に対応するため、データ保護と協働の安全な環境を提供する新製品群を展開している。 特に注目されるのは、Proofpoint Data Security CompleteとProofpoint AI Data Governance。前者は、エンドポイント、メール、クラウドなどすべてのチャネルで機密データを発見・分類・アクセス制御・監視する統合ソリューション。独自の「自律型カスタム分類器」により、人為的な手間を最小限に抑えながら正確なデータ分類を実現。また、データの流れを可視化する「統合データリスクマップ」や、ワンクリックによる修正機能も搭載。後者は、社内でのAI利用(公式・非公式を問わず)を把握し、データ漏洩やプライバシー違反を防ぐためのポリシーを自動適用する仕組み。 さらに、Proofpoint Satori™ AgentsとSatori™ MCP Accessにより、セキュリティチームの業務を自動化。Satori Agentsは、DLPアラートの対応やフィッシングシミュレーションの提案、メール脅威の処理などを自動で実行。Satori MCP Accessでは、CrowdStrike CharlotteやMicrosoft Copilotといった外部エージェントとも連携可能。Model Context Protocol(MCP)を活用することで、複数プラットフォーム間での安全な協働が実現する。 ProofpointのSumit Dhawan CEOは、「エージェントワークスペースは、働き方の根本的変化であり、人間だけでなくAIエージェントも保護対象に含める『人間中心のセキュリティ』の次世代形態だ」と強調。同社の目標は、企業がAIを安心して活用できる環境を提供すること。 これらの新機能は2025年Q3から順次提供開始。AI攻撃検出機能は2025年第4四半期に提供予定。Proofpointは、80社以上のフォーチュン100企業を含む1万社以上の企業に支持され、AIを活用した安全な業務環境の実現を推進している。