メタ、一部の求職者にAIを活用したコード面接を許可
8日前
メタは一部の求職者がコード面接でAIを使うことを許可すると発表した。メタCEOのマーク・ザッカーバーグ氏は、今年中に中級エンジニアの仕事に匹敵するAIが登場すると予測している。この動きは、従来の技術企業とは異なるスタンスだ。アマゾンはAIを面接で使用した求職者を不適格とみなすように指示しているが、メタはAIの利用を試験的に導入する方針を示している。 404 Mediaのジャソン・コブラー記者が最初に報じたこのニュースは、ビジネスインサイダー(BI)へのコメントでメタが確認した。内部掲示板には「AIを活用した面接」に関する投稿があり、「面接者はAIアシスタントを利用できる」と記されている。この方法は、将来の社員が働く開発環境に近いものであり、LLM(大規模言語モデル)を用いた不正行為の効果を減らす目的もあると説明されている。 メタは現在、社員の中から「仮想面接者」を募集し、この面接プロセスのテストを行っている。面接の質問内容はまだ開発中で、社員のデータが今後の面接方法に影響を与えると述べている。 メタの広報担当者は、BIに対して「AIをエンジニアの日常業務を支援するツールとして活用しているため、面接中にAIを提供することも自然な流れだ」と述べた。ザッカーバーグ氏は、1月のジョー・ローガン・エクスペリエンスのポッドキャストで、AIが中級エンジニアの役割を果たせるようになると考えていると語っている。 この動きは、メタがAIを採用プロセスに取り入れる試みであり、従来の企業とは異なる。AIはコードスキルのテストや質問作成などのタスクを自動化する予定だ。ただし、人間同士の対話は今後も面接の不可欠な部分であるとしている。