インフィオス、AIヘッドにアディル・カズミ氏を任命 次世代AIネイティブなサプライチェーン実行へ
インフォイオスは、アーディル・カズミ氏を新任の人工知能(AI)部門責任者に任命したと発表した。カズミ氏は、同社のAI駆動型イノベーション戦略の推進、ガバナンス体制の構築、製品開発の加速を担う。同社が「供給チェーンを常に改善し続ける」というミッションを実現する上で、AIの次世代展開を牽引する役割を果たす。 カズミ氏は、ショピーフィー支援のスタートアップを共同創業し、アマゾンで大規模データパイプラインを管理する経験を有する。また、Fortune 100企業向けのAI導入プロジェクトのリーダーとしても実績を挙げており、AIと供給チェーン実行の融合に深い知見を持つ。 エド・オーリエマCEOは、「供給チェーンの混乱は避けられないが、実行力は必須である。知能的で適応性があり、自己修復可能な技術こそが、我々の使命に不可欠だ」と強調。AIと加速器を統合することで、顧客が変化を予測し、中断なく適応し、持続可能な成果を達成できる環境を提供すると述べた。 カズミ氏は、インフォイオスの注力分野である注文管理、倉庫管理、輸送管理の各ソリューションにおいて、エージェント型AI、予測的オーケストレーション、跨部門インテリジェンスの進化を推進する。複雑なデータをリアルタイムのインサイトに変換し、各層で学習・適応するインテリジェント自動化の拡大を目指す。 「供給チェーンのリーダーが求めるのは単なる自動化やダッシュボードではない。生成AIにより、業務プロセスを再考し、『AIネイティブ』の真の意味を定義できる」とカズミ氏。彼は、「最良の供給チェーンは、アプリと人をつなぐ知能を持つ。インサイトと実行のギャップを埋め、AIエージェントがリアルタイムで行動を調整し、約束を果たす力を組織に与える」と語った。 インフォイオスは、ドイツのテクノロジー企業Körberと投資ファームKKRの合弁企業として、世界70カ国で5,000社以上の顧客を支援。変化するビジネスニーズに応じて進化する技術を提供し、持続可能な未来の実現を目指している。