アマゾンがAIウェアラブルを実現する鍵となる新デバイス「Bee」
8日前
アマゾンがAIウェアラブルデバイスの実現に向けた新たな挑戦を始めている。米国で開発された「Bee AIウェアラブル」は、49ドルの腕時計型デバイスで、常に装着し、会話や日常のやりとりを録音・文字起こしし、会話の検索やアクションの提案など、AIによる補助情報を提供する。このデバイスはCES 2025でデモされ、実用性が確認された。 BeeのCEOマリア・デ・ルードレス氏は、先週LinkedInでアマゾンとの提携を発表。アマゾンはAI関連の技術に強いが、このウェアラブルの詳細な計画はまだ明かされていない。ただし、アマゾンが既存のAI製品と統合する可能性がある。 この分野では、以前にもRabbit R1やHumane AIピンなどの製品が登場したが、ユーザーが持ち歩く必要がある点で受け入れられにくいという課題があった。Beeは、日常に自然に溶け込む形で、リアルタイムの情報を収集できるという特徴を持つ。 アマゾンは、AI技術の進化に合わせて、ウェアラブルデバイスの市場に注目。他社もスマートグラスやスマートウォッチなど、新たなフォームファクターでAIを搭載した製品を発表している。 しかし、プライバシーの懸念も指摘されており、Beeの共同創業者エイタン・サティン氏は、録音データは人間が見ることなく、トレーニングに使用されないとしている。 このように、AIをウェアラブルに組み込む動きは加速しており、今後は競争がさらに激化する見込み。