Hugging Face CLIが「hf」としてリニューアル、構造を刷新
Hugging Faceのコマンドラインインターフェース(CLI)が「hf」という名前にリネームされ、より使いやすく進化した。これまでの「huggingface-cli」から「hf」という簡潔な名称に変更されたことで、コマンドの入力が楽になり、構造も整理された。新しいCLIは「hf <リソース> <アクション」というパターンに従い、使い勝手が向上している。 インストールには「huggingface_hub」の最新版をインストールすればよく、ターミナルを再起動するだけで利用可能。コマンドの確認には「hf --help」を実行すると、一覧が表示される。コマンドはリソースごとにグループ化されており、特に「auth」「download」「upload」などの頻繁に使うコマンドはトップレベルに表示されている。 旧CLI「huggingface-cli」は今後も動作するが、新しい「hf」を推奨している。例えば、「huggingface-cli login」は「hf auth login」と変更されている。旧コマンドを使用すると警告メッセージが表示され、新しいコマンドの使い方を案内する。 さらに、Hugging Face Jobsという新機能が登場した。「hf jobs」コマンドで、Hugging Faceのインフラ上でスクリプトやDockerイメージを実行できる。GPUやCPUなどのハードウェアを選択し、実行時間に応じて課金される。たとえば「hf jobs run --flavor=a10g-small ubuntu nvidia-smi」と入力することで、A10G GPUで「nvidia-smi」を実行できる。 Hugging Face JobsはProプラン以上にのみ提供されており、利用にはプランのアップグレードが必要。新しいCLIは使い勝手を向上させ、開発者にとってより効率的なツールとなることを目指している。